医療法人社団 育映会 田島外科

肥満治療(ウゴービ®)を2026年1月15日から開始します。(自費診療)

  • 2026年1月15日からウゴービ®による肥満治療を開始します。すべて自費診療になります。

【ウゴービ®について】

持続型GLP-1受容体作動薬であり、2023年3月に肥満症治療薬として厚生労働省で認可されました。GLP-1とは、膵臓から分泌されるホルモンの一種で、血糖値を下げる作用があります。1週間に1回の注射治療となります。

この薬剤がもたらす作用は、

①満腹感を促し、食欲を減らします。

②食べたものをゆっくり排泄させ、血糖値の上昇を緩やかにします。

③インスリン分泌を促進し、血糖値上昇を抑制する。

④小腸でのGLP-1分泌を促進します。

 

このほかにもウゴービ®投与による体重減少以外の効果としては、血圧低下、血糖値・HbA1c低下、コレステロール値の改善、肝機能改善などが報告されています。

 

本来、ウゴービ®による肥満治療は、保険診療で行うことは可能です。しかし、保険診療で行うには、特定の専門医が常勤し、なおかつ管理栄養士による栄養指導が行える教育研修施設でないと行えないのが現状です。そのため、当院では肥満治療を自費診療で行います。

決して美容・ダイエット目的ではないことだけご理解いただきますようお願いします。

そのため、当院では、投与基準を設けております。

①BMI(注1)35以上

②BMI27以上であり、かつ肥満に関連する健康障害(注2)を2つ以上有すること。

注1 BMIとは、ボディ・マス・インデックスの略で、体格を表す指数です。BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m) で計算されます。

注2 健康障害⇒耐糖能障害 、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症、冠動脈疾患(狭心症・心筋梗塞)、脳梗塞、非アルコール性脂肪性肝疾 患、月経異常・女性不妊、閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群、運動器疾患 (変形性関節症、変形性脊椎症)、肥満関連腎臓病

注3 妊産婦の方(妊娠の可能性ある方も含みます)、重症感染症を併発している方、医師が不適と診断された方は、この治療は行いませんのでご了承ください。

【BMI早見表】

身長   BMI 27  BMI 35
150㎝ 60.8㎏  78.8㎏
155㎝  64.9㎏  84.1㎏
160㎝  69.2㎏  89.6㎏
165㎝  73.6㎏  95.3㎏
170㎝  78.1㎏  101.2㎏
175㎝  82.7㎏  107.2㎏
180㎝  87.5㎏  113.4㎏
185㎝  92.5㎏  119.8㎏

※小数点第2位切り上げ

【ウゴービ®の副作用】

一番多くでる副作用は、消化器系の症状(嘔気、嘔吐、下痢、便秘、食欲低下、腹満、吃逆)です。

重大な副作用としては、低血糖、急性膵炎、胆のう疾患です。

 

【治療の流れ】

初期診察(問診、体重測定、血圧測定など)します。必要に応じて血液検査や尿検査行います。(別途費用かかります)

治療開始

ウゴービ®の処方は、低容量からスタートして、副作用出現の有無や治療効果などを考慮して容量をアップしていきます。そのため、1か月に1回の診察が必須となります。

 

【費用について(すべて税込み)】

初期診察 2,200円(別途血液検査や尿検査の費用がかかる可能性あり)

ウゴービ®

0.25㎎ MD(4週分)16,500円  

0.5㎎ MD(4週分)   24,200円  

1.0㎎   MD(4週分) 37,400円       

1.7㎎ MD(4週分)    46,200円

2.4㎎   MD(4週分)  55,000円

※費用には、診察代、針代などは含まれます。

※治療途中で必要になった血液検査や尿検査などは別途費用がかかります。

2025年12月22日